社内確認用プレビュー / このURLは共有しないでください / 検索非公開(noindex)
365
365+ ヘア・ストラクチャー マイスタープログラム
NRA MEISTER PROGRAM PREVIEW

お客様のなりたいを叶える美容師に

公開後の会員ポータルの表示イメージをご確認いただくための仮ページです

STEP 1

トリートメントマイスター

「洗えば終わり」から「通うたびにきれいになる」トリートメントへ

トリートメントマイスターの目的

365+マイスタープログラム、10のステップ。その最初の入口が「トリートメントマイスター」です。これは、自店のメニューの良さをお客様に分かってもらうための、最初で最も重要な第一段階。繰り返す施術で蓄積したダメージが、新しく生えてくる部分にまで進行するのを抑え、施術のたびに髪がきれいになっていくベースを整えます。

洗えば流れて終わってしまうトリートメントから、長持ちする"プロ仕様"のトリートメントメニューへ。これが、トリートメントマイスターが目指す姿です。

なぜトリートメントから始めるのか

本来なら、本格的な薬剤と工程で髪の内部からしっかり改善したい。けれど実際には、「この髪、一体何を使ったらこんな状態になるんだろう」と思うような、浸透性の高い還元剤系を使うのが怖い髪も少なくありません。

そんな髪にも、まずは今より手触りを良くしたい。そして、これまでのサロントリートメントより長く効果を持たせ、自店の信頼度を上げ、次回の来店理由を作る。トリートメントマイスターは、そのためのプライオリティの高いメニュー展開なのです。

一般的なトリートメントとの決定的な違い

一般的なトリートメントは、内部に栄養を浸透させてフタをする、という考え方で、3つの工程を行います。しかし、NRA的トリートメントの考え方はここから始まります。

そもそも、傷んでいる髪に栄養を入れても、ほとんどが髪に残りません。ダメージを受けた髪は弱酸性から酸性に傾いているため、まずは微酸性側へ戻したいところですが、失われたシスチン酸(システイン酸)は元には戻せません。

徹底的な工程を行えば可能性は高まりますが、まずは「表面修正」——面を軽く整え、見た目と手触りを良くする。そして次回以降に本格的な修正を加えるか、表面修正を繰り返すことで、次に生えてくる髪自体を健やかに増やしていくか。このどちらのパターンで進めるかは、お客様の希望と共に、一緒に決めていくものです。

主に使用する薬剤

トリートメントマイスターで主に使用するのは、エラスティック、ライズ、HSクリアといった薬剤、そしてプレ処理に必要なFR-A、ハイブリッドクレンジングです。それぞれをどう組み合わせ、どんな比率で使うのか——具体的な配合レシピは、会員専用ページで詳しく解説しています。

施術の基本的な流れ(2つのパターン)

施術の流れには、大きく2つの基本パターンがあります。パターン1は、プレ処理のあとヘアアイロンなどでダメージ部分のカタチを整え、薬剤を全体に塗布して加温。その後プレーンリンスを挟んでもう一段階薬剤を重ね、優しくコーミングしながらシャンプー、トリートメントへとつなげていきます。

パターン2は、プレ処理後にダメージ部分のカタチを作り、薬剤をダメージ部分中心に塗布して加温、そのままシャンプーとトリートメントへ。仕上げは必ずヘアアイロンで行うことで、修正度がさらに高まります。

どちらのパターンも、髪の状態によりますが、効果はおおよそ1〜3週間程度持続します。だからこそ、可能な限りプランニングの段階で次回のご来店へとつなげていくことが大切です。より本格的な、ディープな修正方法については、この先の「エキスパートコース」でお伝えします。

「洗えば終わり」のトリートメントから、「通うたびに髪がきれいになる」トリートメントへ。その第一歩が、このトリートメントマイスターです。

※配合比率・薬剤の具体的な使用量などプロプライエタリな数値情報は、本記事では伏せています。詳細レシピは会員専用ページでご確認ください。
STEP 2-3

カウンセリングマイスター / プランニングマイスター

お客様も気づいていない思いを引き出し、通いたくなる未来を共有する

カウンセリングは「聞き出し」でも「身辺調査」でもない

お客様からリクエストされるメニュー、それは本当に正しいのでしょうか。自分の思いを相手に伝えることの難しさを誰よりもわかってあげること——それが、心を開いてもらう第一歩です。お客様自身も気づいていない思いを、優しく引き出していきましょう。

カウンセリングは、メニューの聞き出しでも、身辺調査でもありません。お客様も気づいていない思いと、信頼関係を築く一番大切な時間です。まずは思っていること、困っていること、サロンに来た目的を、反復しながら書き出し、その困りごとを「仕方ない」と諦めているのかどうかを聞く。ここで軽く、プロとしての原因と解決策を説明します。コツは、すぐにメニュー名を言わないことです。

カウンセリングの基本的な流れ(5つのステップ)

基本の流れは、5つのステップで進みます。①声かけ——「今日はどうされましたか?」と自然に始める。②アンケート——髪の状態や気になる点、一番気に入っているところ、一番困っていることを、お客様ご自身の言葉で引き出す。③現状認識と目標の確認、ロードマップの提示——原因と解決の道筋を一緒に確認し、理想の髪に近づくために何ができるかを提示する。④施術中——今、何をしていて、どんな目的なのかを説明しながら進める。⑤アフターカウンセリング——今日できたことを説明し、次回以降のプランとホームケアを提案する。

カウンセリングからプランニングへ

カウンセリングでメニューや工程が決まったら、次はその髪を今後どうプロデュースしていくか。ここからが「プランニングマイスター」の出番です。

通う動機をつくる、プランニングマイスター

プランニングマイスターの目的は、お客様が「あなたのサロンに通う動機」をつくることです。通うほどにきれいになる髪は、お客様の笑顔を増やしていきます。「今日はこれを中心に悩みを解決します。次回はこの状態になっているので、このケアを。その次はさらに状態が上がっているので、ここまで良くできます」というように、1回目、2回目、3回目と段階を追って髪が変わっていく様子を、お客様と共有していきます。できれば、カウンセリングから「ナリタイ髪」までのロードマップを紙に書き出し、作業工程や目的、メニューの説明を添えて共有できると理想的です。

言われたことだけをこなす「作業員」から、お客様をエスコートする「マイスター」へ。カウンセリングでお客様の本当の思いを引き出し、プランニングで未来へのロードマップを共有する。この2つのステップが、通い続けたくなるサロンをつくる土台になります。

STEP 4

ダメージマイスター

「ダメージを知ること」から、すべてのヘアケアは始まる

そもそも「ダメージ」とは何か

もしダメージとは「ツヤがなく、髪に引っ掛かりがある状態のこと」だとしたら、未処理のクセ毛もダメージヘアということになってしまいます。一方で、何らかの薬剤処理によって「髪が骨粗しょう症を起こしている状態」だとしたら、対応はまったく変わってきます。「傷まないアイロンを使っているのにパサついてきた」「3回染めると髪が良くなると言われたのにバサバサ」——髪を傷める原因は薬剤にありますが、実は美容師自身もお客様自身も、日々の物理的な行為が髪を傷つけていることに気づいていません。

内部のダメージと表面のダメージ

「縮毛矯正をしたから傷んだ」「ブリーチしたから傷んだ」——さまざまな言われ方をしますが、要するに髪のタンパク質がなくなったり、変形してしまった状態を「ダメージ」と呼びます。大まかに分類すると、内部のダメージ(薬剤の影響でタンパク質がバラバラになり流出していく)と、表面のダメージ(ブラシやドライヤー、アイロンの影響でキューティクルが欠けていく)の2つに分けられ、多くの場合、同時進行で起きています。

ダメージケアの方向性は2つ、お客様と美容師のズレを合わせる

「一回で、まるでバージンヘアのようにキレイにしたい」——お客様を大切に思う美容師なら誰もがそう思うはずです。でも、お客様は「別に今日じゃなくてもだんだんキレイになればいい」「今日中にいくらかかってもいいから直したい」「どうせすぐバサバサになるんでしょ」など、様々な考えを持っています。この方向性のズレをすり合わせることこそが、ダメージケアで一番大切なポイントです。

主に使用する薬剤(カテゴリー)

ダメージケアのために内部に栄養素を入れても、髪全体が劇的に変わることはありません。ダメージケアは、カラーやパーマといった施術メニューに組み込むことで、プラスアルファの効果やツヤ感・しっとり感の持続につながります。表面保護・強化タイプにはFR-A、ナノ2タイプ、エラスティックを、内部補強タイプにはライズ、ルミナスを、全体の引き締めにはHSカラーとクリアを使用します。具体的な使い分けや配合の詳細は、会員専用ページでご確認いただけます。

ダメージを「起こさない」ことだけを考えるのではなく、ダメージの正体を正しく知り、お客様の想いとすり合わせながらケアを組み込んでいく。それが、ダメージマイスターの目指す姿です。

STEP 5

薬剤マイスター

「何が良くなったのか」を、専門知識で語れるプロへ

薬剤の基本知識:「どう加工したいか」がすべての起点

薬剤を使う目的は、髪を加工するために必要なアイテムを選ぶこと。ポイントは「どう加工したいのか」——これを「メニュー」と呼びます。今回で完結させたいのか、数回に分けて良くしていきたいのかによっても考え方は変わります。「今回は髪の強度と表面をなめらかに加工しておこう」「次回は内部にアプローチして、外部と連携させよう」というように、狙いを段階的に設計していきます。

薬剤をジャンル別に理解する「4つの軸」

薬剤の種類は、ジャンル別に分けて考えるとぐっと理解しやすくなります。①還元と酸化——還元は髪がふやける方向、酸化は髪がしっかりする方向に働きます。②電気的な性格(プラスかマイナスか)——髪は濡れるとマイナスの性質を帯びるため、しっかり浸透・吸着させたいときはプラスの性質を持つものを使います。③酸性かアルカリ性か——髪は一般的に弱酸性で、アルカリ性に傾くとふやけてキューティクルがもろくなり、酸性になりすぎても固くもろくなります。④水か油か——薬剤には水分系のものと油系のものがあります。この4つの軸を理解しておくと、目の前の薬剤が「何をしているのか」を正しく読み解けるようになります。

組み合わせは「目的」で決まる

薬剤には、相性の良い組み合わせもあれば、同系統でも一緒に混ぜてはいけない組み合わせ、逆のタイプでもバランス次第で両方の効果を引き出せる組み合わせもあります。薬剤の組み合わせは、常に「目的」によって決まります。具体的な組み合わせやプレミックスの詳細は、会員専用ページでご確認いただけます。

NRA的ダメージケアの考え方

一般的な考え方は「中を詰めて、フタをする」、そして「酸性は良くて、アルカリはダメ」というかたよった捉え方をされがちです。しかし理論に基づいたNRA的な考え方はこうです。「フタを作って、中を詰めよう」。アルカリも酸も、使いようです。ただし、どちらであっても過剰に使えば髪には負荷がかかります。

正しい科学的根拠に基づいた知識を身につけることで、目の前の髪に対して最適な方法を選択できるようになる。それが、薬剤マイスターの目指す姿です。

※個別薬剤名とその電気的性質・pHを網羅した「薬剤分布図」、および具体的な配合・ミックスの可否リストは、本記事では伏せています。詳細データは会員専用ページでご確認ください。
STEP 6

カラー技術マイスター(ジアミンカラー)

ヘアカラーが、ヘアケアに変わる瞬間

「カラーで傷むのは仕方ない」を疑う

「カラーって傷むよね」——女性が三人集まれば髪の話になります。ホームカラーとサロンカラーの違いを、あなたは説明できますか。「カラーは美容院で」という常識は、もう通じません。プロとして、染めるほどきれいになるカラーを提供すること。これはもはや必須条件です。

他店と差がつく、施術前の「頭皮ケア」という新習慣

カラー剤を塗布する前に、頭皮にケア剤を優しく揉み込むようにつける——たったこれだけの一手間ですが、意味は決して小さくありません。これは、髪だけでなく地肌そのものを大切に扱っている店であることの証明です。こうした頭皮への配慮は、今、最も進んでいる美容院のスタンダードになりつつあります。

ダメージポイントを知る:トーンアップと発色の「時間差」

ヘアカラーは、実は「トーンアップ」と「染色」が時間差で反応しています。一般的なグレーカラーはトーンアップが先行し、発色が後からついてくるパターンで、ここに髪へのダメージポイントが2つ潜んでいます。1つは、髪を明るくする反応が終わったあともアルカリが髪の中に残り続けているタイミング。もう1つは、髪が酸性側に傾いていく過程とオキシ(酸化剤)が分解されていく過程で、それぞれ別のダメージが起こることです。この「時間差」と「2つのダメージポイント」を理解し、コントロールすることが、傷むカラーをヘアケアに変える鍵になります。

アルカリ性・中性・酸性で、色は変わる

髪色を明るくすることと、染色することは別々に考える必要があります。ジアミン染料はpHによって色が変化し、一般的にアルカリ性では色が濃くなり、酸性では色が薄くなります。この時間差とpHの関係をコントロールできるようになると、カラーの表現の幅は大きく広がります。

4つの基本パターンで考える、既染部へのアプローチ

お客様の髪の状態によって、アプローチの仕方は変わります。パターン1「リタッチ」は根元だけを染め、それ以外はトリートメントマイスターのパターンで仕上げます。パターン2は退色した既染部に色をプラス、パターン3は色調そのものを変える(「希望の色」から「今の色」を引いて足りない色を計算)、パターン4は色を足しながら色調も変える、という設計です。それぞれの正確な配合比率や工程は、会員専用ページで詳しく解説しています。

施術前の頭皮ケアという一手間、そしてアルカリとオキシの時間差、pHによる発色の変化。この仕組みを理解し、コントロールすることで、カラーはダメージの原因ではなく、ヘアケアそのものへと変わります。繰り返し染めるたびに、髪がきれいになっていく。それが、カラー技術マイスターの目指す姿です。

※具体的な配合比率(%表記や配合の比率)、色相環の色名リスト、パターンごとの正確なレシピは、本記事では伏せています。詳細データは会員専用ページでご確認ください。
STEP 7

色彩理論マイスター

黒・茶色という「下地」の上に、色をプラスする発想

カラーチャートを見て色を選んでいませんか?

お客様から「9番のアッシュで」と言われたら、その色をそのまま使う。でも、いざ染め上がってみると「あれ?」——思っていた色と違う。髪の太さ、染まりやすさ、ベースの色味、髪の明るさ……色選びに関わる条件は実にさまざまです。「何色の何番で染めればいいのか」がわかるためには、色の種類と量、明るくするパワーとダメージがイメージできることが必要です。

色を理解する基本のものさし

色には、赤や青のように色味を持つ「有彩色」と、黒や白、その間のグレーのような色味のない「無彩色」があります。色を円状に並べたものが「色相環」で、暖かそうに見える色合いが「暖色」、寒そうに見える色合いが「寒色」、色相環の中で向かい合う色同士の組み合わせが「補色」です。さらに色には、色味の違いを表す「色相」、明るさの程度を表す「明度」、鮮やかさの度合いを表す「彩度」という3つの属性があります。この3つを意識できるようになると、カラーチャートの一つひとつの色が、単なる番号ではなく意味を持った情報として見えてきます。

美容の色彩理論は、ここが決定的に違う

デザインや印刷の世界での色理論は、多くの場合「白」や「無色」を基準に考えます。しかしヘアカラーはまったく違い、私たちが向き合っているのは常に「黒」や「茶色」という下地——お客様がもともと持っている髪の色の上に、色をプラスしていく作業です。今ある髪のベースの明るさ、色味を見極めたうえで、そこに「何を、どれだけ足すか」を考える。これが美容の色彩理論の基本姿勢です。

色が持つ印象を、カラー提案に活かす

色には、それぞれ人が感じる印象があります。赤は活動的で情熱的、黄色は明るく楽しい印象、緑は穏やかで安心感のある印象、紫は気品や高貴さを感じさせる印象——こうした色の持つ印象を理解しておくと、お客様の「なりたいイメージ」を色に翻訳して提案できるようになります。

黒や茶色という下地の上に、何を、どれだけ、どんな狙いで足すのか。色相・明度・彩度、そして色の印象という「言語」を使いこなせるようになれば、狙い通りの艶と色彩をロジカルに導き出せるようになります。それが、色彩理論マイスターの目指す姿です。

STEP 8

ベースメイクマイスター

ヘアストラクチャーの骨格となる、ベースの技術

ベースメイクって、何?

「ベースメイクって何?」——お客様からそう聞かれると、説明が止まってしまいませんか。新しいメニューのために新しいお客様を開拓するより、今までのお客様に意味を説明する方が、実はずっと楽です。大切なのは「誰にすすめるか」です。

ヘアストラクチャーの骨格となる、ベースの技術

「ストレート」と聞くと、髪をまっすぐにするだけの技術だと思われがちです。でも、お客様が本当に嫌なのは「まっすぐすぎる不自然な髪」ではなく、朝起きたときの寝癖であり、まとまらない朝の時間そのもの。ベースメイクは、髪の質感やクセそのものを土台から整える、いわばヘアストラクチャーの骨格となるベース技術です。カットやカラーの美しさを支える、目に見えない「土台」を作ることが本質です。

サロンと顧客、両方のメリット

ベースメイクを取り入れることで、サロンは従来のお客様に新しいメニューを提案できるようになります。お客様にとっては、忙しい朝の時間、セットフリーの髪なら時間を取られないこと。艶やかで心地よい髪は、それだけで毎朝、幸せな気分にしてくれます。

誰に説明するかが大切、置き換えはNG

ベースメイクは、新たな顧客を今の顧客から創造するためのツールであり、既存アイテムの単純な置き換えではありません。カットだけのお客様、染めるだけのお客様——その方たちから、カットやカラーだけでは実現できない価値を引き出していくことが、うまく取り入れるための秘訣です。

施術の基本的な流れ

施術は、まず何よりも「最初の説明」が大切です。基本の流れは、プレ処理から始まり、ヘアアイロンで面を整え、髪の状態に合わせた薬剤を新生部分と既に処理した部分に塗布して10分または15分置きます。中間シャンプーを挟み、ドライアイロンで処理、必要であれば2剤処理を行い、アフターシャンプーをして仕上げます。具体的な薬剤名と配合、パターン別の使い分けは、会員専用ページで詳しく解説しています。

矯正一択ではありません。自分の髪にクセがあるとは思っていなくても、「収まりの悪さ」に悩んでいる方は、実はとても多いのです。カットやカラーでは実現できない「扱いやすさ」をデザインする。それが、新しい顧客を創造する、ベースメイクマイスターの最強のツールです。

※具体的な配合比率(Lプライアント+マザリング1:1など)は、本記事では伏せています。詳細レシピは会員専用ページでご確認ください。
STEP 9

HSカラーマイスター(ジアミンフリー・ツヤカラー)

かぶれる人でも、安心して染められるカラーへ

なぜHSカラーが生まれたのか

一般的なジアミンカラーは、染まりは良いものの、くすみが気になることがあります。より明るいカラーの微妙なニュアンスを出したいと思っても、思った色がなかなか出せず、繰り返し染めるごとにかぶれる確率は上がっていきます。世界的にもジアミン染料規制を求める声が上がっている今、「かぶれに対応できるメニュー」として作られたのがHSカラーです。カラーとダメージケアがワンタッチで叶い、時間が経ってもくすまない、クリアな色を実現します。

HSカラーの特徴:良い点とマイナス点

良い点は、酸性であるため髪が軟化しないこと。染料濃度が一般的なカラーの2倍から4倍と高く、吸着率も高いことです。マイナス点は、髪だけでなく地肌も染まりやすいという、直接系の染料に共通する性質があること。また過度にダメージを受けた髪には、酸性であるがゆえにきしみを感じることがあります。この特徴を正しく理解したうえで使うことが、HSカラーを使いこなす第一歩です。

一般的なヘアカラーとの、塗り方の違い

HSカラーは髪だけでなく地肌も染まりやすいため、塗り方そのものに工夫が必要です。地肌につかないよう塗るか、付いても色がつかない保護剤でカバーし、コームを使って髪の上に「置くように」じっくり塗布すると染まりが良くなります。一般的な白髪染めは髪を地肌に付くように塗りますが、HSカラーの場合は逆に地肌から立てるように塗っていく——この違いを理解しておくことが、きれいに仕上げるポイントです。

「酸性ならヘアマニキュアでいいのでは?」への答え

一般的な酸性カラーは色の構成がジアミンベースであることが多く、白髪を染めるために相性の良い赤を含むことが多いため、ニュアンスカラーになると狙った色になりにくいという弱点があります。HSカラーは純色をベースに作られているため、微細な色を出しやすく赤茶けにくい。色が落ちたときも汚く見えにくいという特徴があります。

ダメージやアレルギーで「もう染められない」と諦めていたお客様を救う、究極のセーフティネット。その特徴を活かして、あなたのお店ならではの独自化に使ってください。

※色の配合レシピ(参考資料の配合比率)は現在アップデート中のため、本記事では扱っていません。最新の配合方法は会員専用ページでご案内します。
STEP 10

ストレートマイスター

くせ毛をしっかり真っ直ぐにしたい人のための

「乾かすだけで真っ直ぐにしたい」に答える

くせ毛をしっかり真っ直ぐにしたい方のための、「ベースメイクストレート」です。「乾かすだけで真っ直ぐにしたい」「そのクセ、なんとかして」——お客様のそんな声に答えるメニューです。

ベースメイクとベースメイクストレートの違い

使う薬剤は基本的にはベースメイクと同じで、マザリングを変えるだけです。髪のはねやうねりを抑えるために還元しますが、ベースメイクとの違いは還元タイムが短いこと——基本15分です。MAX(最大時間)まで置く必要はなく、それでもしっかり還元できます。

基本となる4つの薬剤とアレンジ薬剤

基本となる薬剤は、Mプライアント、マザリングβとST、そしてライズの4つ。この組み合わせで、クセの強い新生部分から、すでに処理された部分、ダメージを受けた部分まで幅広く対応できます。さらに、ハイトーンカラーに対応したいときはLプライアント、ダメージ回復を優先したいときはCプライアント、毛先にカールやウェーブを残したいときはGプライアントといったアレンジ薬剤もあります。プラスメニューとして、ルミナスカラーなら発色と酸化を、HSカラーなら発色とツヤを同時に叶えることもできます。

基本パターンの流れ

基本の流れは、シンプルに言えば「下処理をして形を整え、還元剤を効かせ、洗い流して形を整え、固めて終わり」。今日の仕上がりを長持ちさせるプレ処理を行い、ドライ・プレアイロンで面を整えたあと還元剤を塗布し、基本15分効かせます。新しく伸びたところと前回すでに処理した部分とでは、時間差をつけて毛先に薬剤を塗布するのがポイントで、この工程ではできるだけコーミングをしないことも大切です。中間シャンプーを挟み、ドライアイロン、必要に応じて2剤処理を行い仕上げます。

髪の状態に応じた判断のロジック

還元剤の選び方は、未処理なのか、前回すでに施術した部分なのか、カラーをしている毛なのか、ダメージを受けた毛なのかによって変わります。ダメージや浸透性が高いと感じる髪は薬剤をよりマイルドなものに切り替え、前回の仕上がりが「いまいち」だったか「バッチリ」だったかによっても配分は調整します。根元だけに薬剤を塗布すると、中間シャンプーの際に還元剤が前回の処理部分についてしまい、パサつきの原因になることにも注意が必要です。

適切な還元には、しっかりと髪の状態を把握すること。プレ処理は何より大切であり、お客様の思いと希望を深く掘り下げること。何度繰り返しても同じクオリティを保てる、艶と扱いやすさの頂点へ——それが、ストレートマイスターの目指す姿です。

※還元剤パターン表・アレンジパターンの具体的な配合比率は、本記事では伏せています。詳細データは会員専用ページでご確認ください。